20 2014/1/21(火)


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病は気からと申します。景気は、経済の気配、様相です。
どちらも気持ちの持ち様でよくも悪くもなるということでしょうか。
経団連もベアを容認する姿勢に転じ、景気の良い企業から賃上げに移行しつつあります。懐が少し暖かくなれば、気持ちも少し前向きになります。

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nanobiz News

◆技術開発動向
■ 磁気抵抗膜を用いたマイクロ波発振器を高性能化

〜スピントルク発振器の発振周波数安定性が大幅に向上〜
 産業技術総合研究所(産総研)、キヤノンアネルバ株式会社、大阪大学は共同で、高出力と高い振動安定性(高Q値)をあわせもつ磁気トンネル接合膜を用いたナノコンタクト型スピントルク発振素子を開発、発振出力の高出力化と安定化を実現し、従来の10倍近い安定性を達成しました。
LSI中に組み込むことが可能なナノスケール発振器や超高感度・高分解能磁界センサー、次世代ワイヤレス通信用マイクロ波発振器などへの応用が期待されます。

http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2014/pr20140108/pr20140108.html

■ 単層カーボンナノチューブの量産技術を開発

〜産総研発ナノテクノロジーの研究成果を社会に還元〜
 産総研ナノチューブ応用研究センターと株式会社 名城ナノカーボンは、両者の共同研究によりeDIPS法による単層カーボンナノチューブの工業生産プラントを開発し、量産性を実証しました。
 これまでの名城ナノカーボンでの高品質カーボンナノチューブ製造に比べて100倍の製造スピード向上を実現しました。この成果に基づき、名城ナノカーボンは、国産としては初めて化学気相成長(CVD)法で合成された単層カーボンナノチューブを2014年に上市する予定です。
 これによって高品質、高純度の試料を大量に研究開発用途の市場に投入できるため、単層カーボンナノチューブの実用化研究が加速されると期待されます。

http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20131224/pr20131224.html

■ 金属型・半導体型の単層カーボンナノチューブを効率的・高純度に分離

 NEDOと(技)単層CNT融合新材料研究開発機構(TASC)、産総研は、eDIPS法により合成された高結晶性の単層カーボンナノチューブ(SWCNT)に混在する金属型と半導体型のCNTを分離する技術を開発、純度と回収率の飛躍的な改善に成功しました。
 この技術を用いて金属型と半導体型に分離した後のSWCNTは、要望する国内企業にTASCが無償でサンプル提供、SWCNTの用途開発を促進します。
 SWCNTを高純度に金属型と半導体型へ分離できれば、高い導電性を持つ金属型SWCNTは透明導電性薄膜として液晶ディスプレーや太陽電池パネル用の透明電極に、半導体型SWCNTは透明で折り曲げることができるフレキシブルトランジスタなどに応用することが可能になります。
 なお、本成果は2014年1月29日から31日に東京ビッグサイトで開催される「nano tech 2014」での展示を予定しています。

http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20131219/pr20131219.html

■ 有機太陽電池の光電変換効率の理論限界をシミュレーション

〜有機太陽電池の高効率化への指針〜
 産総研ナノシステム研究部門、計測フロンティア研究部門、太陽光発電工学研究センターは、新世代の太陽電池の一つとして注目されている有機太陽電池の光電変換効率の理論限界を算出しました。この成果は、有機太陽電池の光電変換効率はどこまで向上できるかという研究開発の指針となることが期待されます。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20131220/pr20131220.html

 酸化グラフェンのバンドギャップをその場で自在に制御

〜新規炭素系材料を用いた高性能ナノスケール素子に向けて〜
 NIMS 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点の研究グループは、究極的に薄い酸化グラフェンを利用した高性能ナノスケール素子の実現の鍵となる、バンドギャップの制御をその場で自在に行うことに成功しました。
 この制御技術は、グラフェンを用いた不揮発性スイッチング素子などの高性能ナノエレクトロニクス素子の実現へ近づくだけでなく、ダイヤモンド、カーボンナノチューブやフラーレンなどの新規炭素系材料における物性探索や制御の有力な手段として期待されます

http://www.nims.go.jp/news/press/2013/12/p201312161.html

 従来比3倍となる3,000原子規模のナノデバイス・シミュレーションに成功

〜富士通がスパコンを利用して約20時間で電気特性予測計算を実現〜
  富士通研究所は、自社のスーパーコンピューター「FX10」を利用し、従来比3倍となる約3,000原子のナノ素子を使った電気特性シミュレーションに成功しました。次世代のグラフェン(炭素原子のシート)トランジスタ素子を想定。計算精度を保ちながら従来比25分の1の約20時間で電気特性を予測できました。3年後をめどに1素子当たり1万原子数での電気特性模擬実験を実証し、スパコン上でナノ素子設計の実現を目指しています。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2014/01/14.html



◆イベント・セミナー等の紹介

nano tech 2014 第13回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議

 
nano tech 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議は、最先端のモノづくりに欠かすことのできない基盤技術「ナノテクノロジー」に関する世界最大の展示会です。
 基盤技術であるナノテクノロジーは、応用分野も広く、様々な重要課題解決のキーとして、注目されています。最近では、地球温暖化や生物多様性保持など環境・エネルギー問題、また、高齢化社会の中で必要とされる技術革新に資する大きな可能性を持っています。

◇日時:
2014年1月29日(水) 〜1月31日(金)10:00-17:00
◇会場:東京ビッグサイト東
4・5・6ホール&会議棟
http://www.nanotechexpo.jp/main/index.html


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