メルマガ nano2biz 第36号をお届けします。
代々木ゼミナールが、27の地域の校舎の内、20地域の校舎を閉鎖するとのことです。少子化による浪人生の減少の影響が大きいといいます。入りやすくなった大学、就職できない大卒の増加から、浪人してまで行く価値があるのかと、今、改めて、大学の価値が問われています。
その一方で、「福島高専は廃炉に関する人材を育成する」というニュースもありました。
そう言えば、ある国立大学工学部の教授は「高専卒の編入学生はヤル気があって、貴重な存在だ」と言っておられました。(少年、老い易く)
なお、代ゼミは閉鎖した校舎の駅前という好立地を生かしてホテルや事務所にするとの情報もありました。(先見の明)
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nano2biz News |
◆技術開発動向
■SiCパワー素子の自動車や鉄道車両向け応用システム開発を加速
〜日本の技術的優位性確保と新材料パワーデバイスの適用拡大を目指す〜
NEDOは、パワーエレクトニクス分野における日本の技術的優位性の確保と適用拡大を目指し、新たなテーマを開始しました。
SiCを用いたパワーデバイスを活用した応用システム開発を行う3テーマの助成事業と、新世代Siパワーデバイスを開発する1件の委託事業に取り組みます。
【助成事業】 1.テーマ名:世界のパワエレを牽引する次世代パワーモジュール研究開発と日本型エコシステムの構築(助成予定先:富士電機株式会社) 顧客カスタム要求を満たしつつ、超短納期で低コストな次世代パワーモジュールの開発と、それを実現するエコシステムを構築し、EV(電気自動車)分野、新エネルギー分野などで世界を牽引する。
2.テーマ名:SiCパワーデバイスを用いた超高効率車載電動システムの開発 (助成予定先:株式会社デンソー) SiCパワーデバイスを用いたインバータを活用した昇圧コンバータ不要PCU (Power Control Unit) の開発を行い、車載電動システムの革新的な効率向上を実現する。
3.テーマ名:高出力密度・高耐圧SiCパワーモジュールの開発 (助成予定先:三菱電機株式会社、三菱マテリアル株式会社、電気化学工業株式会社、日本ファインセラミックス株式会社、DOWAエレクトロニクス株式会社) 世界最高レベルの高出力密度・高耐圧SiCパワーモジュールを開発し、鉄道車両の電力変換器の小型、軽量化を実現する。
【委託事業】
新世代Si-IGBT※3と応用基本技術の研究開発
(委託予定先:国立大学法人東京大学)
材料技術、プロセス技術等を駆使することにより、現状のSiCパワーデバイスと耐圧、電流密度等で同等以上の性能を有するSi-IGBTおよびその周辺技術を開発し、新世代のSi-IGBT技術を確立する。
※3 IGBT:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor)。材料にSiを用いたパワーエレクトロニクスデバイスの中では最も大きい電力の制御に適したもの。
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100303.html
■半導体型単層CNTを選択的に合成
〜最大98%の高い選択率を実現〜
<概要>
産業技術総合研究所ナノチューブ応用センターの桜井俊介主任らは、これまで難しいとされた半導体型と金属型の単層CNTの作り分けを、成長するCNTの構造との関係が強い金属触媒粒子微粒子の構造に着目し、最大98%の確率で半導体型単層CNTを合成することに成功したとのことです。
<今後の展開>
より高収量・高密度に合成する技術開発を進め、将来的には塗布技術など組み合わせ、高集積フレキシブル回路の実現や、次世代LSI材料への応用を目指すとのことです。
http://www.aist.go.jp/Portals/0/resource_images/aist_j/aistinfo/aist_today/vol14_08/vol14_08_p16.pdf
■ナノクラック膜を利用した油中水分センサの開発に成功
〜高効率太陽電池の実現に道〜
名古屋大学工学研究科(秦 誠一教授)、ナブテスコ株式会社,東京工業大学の共同研究で,ナノクラック膜を利用した油中水分センサの開発に成功しました. 潤滑油中に水分が含まれると油が酸化・劣化し,腐食などの問題を引き起こすことから、リアルタイムで潤滑油中の水分量を監視するためのセンサが求められていました。
https://nanonet.go.jp/topics_insti/?mode=article&article_no=2588
■同一の光子を放出する単一光子源を固体中に多数作製することに成功
〜ダイヤモンドの極限成長技術により量子情報処理のブレークスルーを実現〜
<概要>
筑波大学磯谷順一名誉教授、NIMS光・電子材料ユニット寺地徳之主幹研究員らは、ダイヤモンド中のカラーセンターの一つであるSiV-センターを高純度・高結晶性ダイヤモンド薄膜成長時に、極微量の濃度に制御して導入し、単一光子源として作製することに世界で初めて成功しました。
<今後の展開>
量子干渉を用いる量子光学、量子コンピューティング、量子情報ネットワークといった応用へ、固体中の単一光子源を用いるための重要な一歩として期待されます。
http://www.nims.go.jp/news/press/2014/08/p201408220.html
◆イベント・セミナー等の紹介
■川崎市ナノテクセミナー
〜グローバル市場で勝ち抜くための日本企業の技術開発戦略〜
川崎市では、「新川崎・創造のもり」において、ナノ・マイクロ領域の「加工、試作、計測・評価」の一連の作業が可能な大型クリーンルームを備えたナノ・マイクロ技術の産学共同研究施設「NANOBIC(ナノビック)」を整備し、ナノテクノロジーを基盤としたオープンイノベーションによる世界最先端の研究開発を目指しています。
この「NANOBIC」において、ナノ・マイクロ分野におけるビジネスの最新動向をはじめ、今後の展開や社会への影響など、ナノテクノロジーの‘今’と‘これから’について企業向けセミナーを開催します。
□開催要領
・日時:2014年9月25日(木) 14:00-16:30
・場所:新川崎・創造のもり NANOBIC 2階会議室
JR新川崎駅徒歩10分又はJR鹿島田駅徒歩15分)
・参加:事前予約
・プログラム
@ 講演 「日本の産業競争力強化とオープンイノベーション」
塚本 建次 氏 昭和電工株式会社 技術顧問
A 講演 「社会に役立つナノテクノロジーの事業展開」
安達 稔 氏 クラスターテクノロジー株式会社 代表取締役社長
詳細・参加登録:http://www.hiia.or.jp/nano925.html
(注)お二方ともNBCI副会長です。
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