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ナノカーボンFAQ

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ナノカーボンFAQ

作成 2015.9.1

作業環境中のカーボンナノチューブを計測するにはどのような方法を利用すれば良いでしょうか

「1.国内規制」「2.国内指針等」「3.標準類」「4.その他の情報」の各観点に分けて回答いたします。

■回答

1.国内規制

カーボンナノチューブ(CNT)の計測方法については、規制はありません。

2.国内指針等

国内では、国としての指針(あるいはガイドライン)として正式に策定されたものはありませんが、NEDOプロジェクトの成果として得られた以下の文献情報が参考になります。

  1. 単層CNT安全性データ及びTASC自主安全管理の紹介(2015.3第3版)
  2. CNTの安全性試験のための試料調製と計測及び細胞を用いたインビトロ試験の手順(2014.5初版第二刷)
  3. CNTの作業環境計測の手引き(2013.10初版)
    CNTの計測は、バックグラウンド粒子の影響を受けやすいこともあり、現場環境に即した適切な補正を行うことが重要です。暴露評価の方法としては、たとえば年に数回、正確な「CNT定量分析」を実施し、日常的なチェックは簡易な「小型・簡易なエアロゾル計測器」で行うというように状況に応じた使い分けが有効ではないかと記載されています。

3.標準類(ISO,OECD,JIS等)

現時点では、標準類はありません。

4.その他の情報

現時点では「ナノ材料」に特化した作業者暴露環境等に関する国内規制が存在しないため、ナノ材料は、粉じん障害防止規則(粉じん則)により規制されているのみです。しかしながら、ナノ特有の危険有害性に関しては、未だ未知な部分も多く、その点を鑑みれば、CNTの管理濃度に関しても、下記(3)を参考にして慎重に運用されることをお勧めします。


■出典等

  1. [ケーススタディ報告書]スーパーグロース単層カーボンナノチューブ(SG-単層CNT)安全性データおよびTASC自主安全管理の紹介
    http://www.aist-riss.jp/assessment/36951/
  2. カーボンナノチューブの安全性試験手順書と作業環境計測手引き
    http://www.aist-riss.jp/assessment/717/
  3. ナノ材料のリスク評価(評価書、手順書、ガイドライン)
    http://www.aist-riss.jp/assessment/11911/

また、CNTの定量方法としては、米国NIOSHが許容暴露濃度との比較のための計測法として、推奨しているNIOSH5040法があります。

  • NIOSH (2013). NIOSH Current Intelligence Bulletin 65: Occupational Exposure to Carbon Nanotubes and Nanofibers. April 2013.